見せかけの美しさだけを求めるために多くの人が審美歯科に興味を抱いていますが、もちろんそれではいけません。
心も美しく人生を送ることが大切で、外見だけの美しさだけではなく歯が美しくなったら生活を改めるようにしましょう。
従来の虫歯や歯周病などといった治療の他に美という視点を追加して治療を提供している歯科が審美歯科となります。
虫歯や抜歯といった一般的な歯科とは異なり、歯の美容を追求しているクリニックなのです。

 

2種類の施術によって歯を一切削ることなく色を白く綺麗にそして美しくすることができます。
歯を白くするホワイトニング、歯垢を除去することの出来るクリーニングの2種類があります。



歯の美しさを実現するクリニックと言えば美容歯科ブログ:2017/08/22

5歳になる男の子はほぼ毎夜、
手縫いの甚平に袖を通す…
着古した甚平は男の子のお気に入りの一つだ。

二年前に僕が作ったその甚平はもう裾口が擦り切れ、
濃紺だった「井」の字の文様はすっかり色褪せている。

素人の作品なので、
背中の正中線のつなぎ目の模様がかみ合っていない上に
縫い目の間隔もたどたどしいが…

今も僕の横で、
古びた着心地の良さに包まれて遊ぶ男の子は、
昭和の香り漂う「バカボン」のようであり微笑ましい。

しかしこの質素な服には、
僕と主人の特別な想いが染み込んでいる。

当時、3歳前の男の子の小さな肉体に、
点滴や輸血など様々な処置が施されることになり、
僕と主人は呆然とそのことを受け入れた。

受け入れることのほかに、
両親である僕たちに
出来ることがあまりにも無かったからだ。

血液型が違うので
血を分けてあげられる訳でもなく、
辛い服薬と同じ苦しみを共に味わえるでもなく、
医療処置を自ら行ってあげられる訳でもない…

両親なのに何もしてあげられない…

病院での1日1日は異様に長く感じられる。
不慣れな付き添いの取り敢えずの時間潰しに型紙と布を買い、
裁縫箱を病室に持ち込んで甚平を縫うことにした。

病院が貸し出す寝間着を着せると、
病院や病気に男の子を取られてしまうような気がして、
12時も23時も出来るだけ家の衣類を着せてはいたが、
それだけではなにか足りないという気がしていたのかも知れない。

得体の知れない衝動で、
眠れない23時には病室での作業に黙々と没頭した。

そうして、
僕の荒れた手のひらに
縫い針の刺し傷が目立つようになった頃に、
ようやくそれは完成した。

仕上がっていく様子を
連日見ていた男の子はたいそう喜んでくれた。

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